俺が沈んでいると、周囲から浮いているように見えるらしい。 浮きもせず沈みもしない、漂うことの難しさよ。

曲がり角で左右に揺られ、減速でつんのめり、加速ではどこかにしがみつき、何でもないときは動いているのを忘れたり。 いったい、何に乗ってるんだ、俺は。

日記癖、過去執着、いつか親を責めるためだったかも。

葉っぱや砂粒、水素原子だって、全く同じものは存在しない。 そんな物質のユニークさに比べたら、言葉は案外、ユニークではない。

寝坊介は、憤っている。 起こしたけど起きなかったとは何だ！起こしてないよ、起きてないんだから！

レッテル貼るのは良くないと言いつつ、我々はレッテルを細分化し、大量生産してしまった。

後付けの食いタンをよしとしない。それこそ、つまらぬプライドであった！

俺の脳！誰なんだ、お前？

大金持ちは退屈している。退屈はスリルを求める。スリルはギャンブルにある。究極のギャンブルは戦争だったりする。